教科書展示会で感じたこと① 令和の国語の教科書は「読む」だけではない

先日、住んでいる地域で教科書展示会があったので、来年小学生になる子どものために見学してきました。

小学校の教科書をひと通り見てきたのですが、私(平成一桁生まれ)が子どもの頃と比べて、「ずいぶん変わったな」と感じた教科が2つありました。

それが、国語と英語です。

国語は「読むだけの教科」から、「話す・書く教科」へと大きく変わっていました。

その変化を知り、「家庭では何を大切にすればいいのだろう?」と考えた結果、これまで以上に読み聞かせと子どもの話を丁寧に聞くことを意識していきたいと思うようになりました。

今回は、光村図書の国語の教科書を見て感じたことと、それを踏まえて家庭でできそうだと思ったことを書いていきます。

「読む」だけではない国語へ

私が小学生だった頃の国語は、物語などを読んで内容を理解する授業が中心だった印象があります。

ところが今の教科書は、

  • 読む
  • 書く
  • 話す
  • 聞く

この4つをバランスよく育てる内容になっていました。

昔と比べ、アウトプットを促す内容が多いことに驚きました。

たとえば、

  • 働く自動車を紹介(1年)
  • 自作のおもちゃの作り方説明(2年)
  • 「宝島」をテーマに冒険の話を書く(3年)
  • ポップをつくる(4年)
  • すでにある物語を書き変えてみる(5年)
  • 伝えにくいことを伝えるには?(6年)

など。

上記のものは一例で、各学年にさまざまな種類の「自分で考えて話す、書く」課題が多くあります。

読み物が少なくなった?

アウトプットを促す課題が増えた一方で、昔より、教科書に掲載されている読み物の量は減っているように感じました。

『スイミー』など昔からある教材も載っていますが、私が小学生の頃と比べると、物語などの掲載量は少なくなった印象でした。

その代わり、教科書には驚くほどたくさんの本が紹介されています。

小学1年生の上下巻だけでも、掲載作品以外に紹介されている本を数えてみたところ、約60冊もありました。

「教科書だけでは足りないから、ぜひ本も読んでね」

そんなメッセージを感じました。

紹介されている本は、いわゆる娯楽作品というより、「長く読み継がれてきた良質な作品」が多い印象です。

どんな本が紹介されているかは出版社のサイトで確認できます↓

紹介図書一覧 |光村図書

家庭で大切にしたいこと① インプットを減らさない

教科書で読む量が少なくなっているのであれば、家庭では引き続き絵本や児童書の読み聞かせを続けたいと思いました。

学校では朝読書もありますが、子どもは自分の好きな本を読むことが多いでしょう。

もちろん好きな本を読むことは大切です。

でも、それとは別に、

「これはいい作品だから読んであげたい」

と思える本を、大人が選んで届けることもと大事だと考えています。

笑える本だけでなく、心に残る物語や美しい言葉に触れられる作品も、子どもと一緒に読んでいきたいと思っています。

本を選ぶ際には、教科書で紹介されているものが参考になると思います。低学年では絵本も多く紹介されています。

家庭で大切にしたいこと② アウトプットを受け止める

私はこれまで、どちらかというと「インプット重視」で考えていました。

「知識が身についてから、話したり書くべきだ」と考えていました。

でも最近、「アウトプットをすることで、何が分かっていて何が分かっていないかが見えてくる」という考え方を知り、なるほどと思いました。

つまり、

インプット → アウトプット → 足りない部分に気づく → またインプットする

という循環がよいらしいです。

そのことを知ってから、子どもの話を聞くときには、

  • どんなことを知っているか
  • 何を伝えたいと思っているか
  • どこでつまずくか

ということに意識するようにしてみました。

実際にそれらを意識して聞いてみた様子を書こうと思います。

かぐや姫の話で感じたこと

ある日、『かぐや姫』を読んだあと、子どもが

「かぐや姫って、どうやって月から来たの?」

と聞いてきました。
私が「かぐや姫って大昔からある話で昔からみんな不思議に思ってるんだけど、よくわからないのよ。○○はどう思う?」と聞くと、
子どもは、「多分、かぐや姫は小さいときに月から落っこちて、竹のてっぺんから中に入って、ストーンって、下まで落ちたんだと思う」と答えました。

私はそのとき、「そうかもしれないね」とだけ返しました。でも、頭の中では、「竹に節があることを知らないんだな。今度、本物の竹や写真、動画などで竹の構造を見せてあげよう」と考えていました。

子どものアウトプットがあったからこそ、次に何を伝えればいいか見えてきました

まとめ

令和の国語の教科書を見て感じたのは、今の国語は「読むだけの教科」ではなく、「言葉を使って考え、伝える教科」へ変わってきているということでした。

昔よりアウトプット重視になったことで、物語などの掲載量が減っていることも気になりました。

そこで家庭では、

  • 良質な本でインプットを増やすこと
  • 子どものアウトプットを受け止め、インプットにつなげること

この2つを意識していきたいと思っています。

次回は、展示会で感じた英語の教科書の変化について書こうと思います。