教科書展示会で感じたこと② 英語が昔より難しい。「話す」が当たり前の時代に。

前回は、国語の教科書の変化について書きました。

今回は、もう一つ大きく変わったと感じた英語の教科書についてです。

英語の教科書も、国語と同じく、アウトプットを促す内容に変化していました。

また、小学校英語が本格化したことで中学英語が昔より難しくなっているように感じました。

↓前回の国語の記事

小学校英語が本格化

私(平成一桁生まれ)が小学生だった頃の英語の授業は、ゲームや歌など「英語に親しむ」ことが中心でした。

担任の先生も「英語はあまり得意じゃないんだよね」と話していたくらいで、本格的な教科という印象はありませんでした。

一方、今の小学校の英語はまったく違うようです。

小学5・6年生の英語の教科書(三省堂「CROWNJr.」)では、自分の考えを英語で伝える活動が多く載っています

5年生では、自己紹介、友達や家族を紹介する、行きたい国を話すなど。

6年生では、日本や住んでいる場所のことを伝える、思い出や将来の夢を話すなど。

国語と同じように、英語でもアウトプットを促す内容になっていることが印象的でした。

中学校の英語は想像以上に難しい

ほかにも驚いたのは、中学校1年生の英語の教科書(三省堂「NEW CROWN English Series 1」)の難しさです。

難しさを共感してもらえたらと、中1の教科書の会話文を引用します。

次に引用するのは、「Lesson1 Scene2」のセクションで、中1の始まりのほうで扱う内容になるかと思いますが、すでにいろいろな文法を使った会話文になっています。

Mr.Oka: Are you in a club at school?

Jing: No, I’m not. I take dance lessons after school.

Mr.Oka:Wow. I dance, too! Do you like hip-hop?

Jing:Yes, I do. Are you a hip-hop dancer?

Mr.Oka:Yes, I am. I practice on Sundays.

(三省堂「NEW CROWN English Series 1」p29引用)

小学英語が本格導入されたことを受けて、中学校の英語は最初から難易度が上がっているように感じました。

次に、中1の終わりのほうで扱うと思われる内容も引用します。

Jing:I’m going to buy some emergency food this weekend. What do you recommend?

Mr.Oka: Choose something familiar.

Jing: What do you mean?

Mr.Oka: Well, you’ll probably be scared after a disaster. A familiar food will comfort you. For me, it’s miso soup. I eat it every morning. So I keep instant miso soup for emergencies.

Jing: I see. I’ll look for something like that.

(三省堂「NEW CROWN English Series 1」p121引用)

昔だったら高校の教科書で出てくるような単語(scared/disaster/emergencies)が、中1で出てくるなど、かなりレベルが上がっている印象を受けました。

小学校から中学校へのつながりが気になる

教科書を見る限りでは、小学校で覚えた単語や文法を前提に中学校へ進むように見えました。

ただ、実際にどのくらい定着させてから中学校へ進むのかは、教科書だけでは分かりません。

特に気になったのは、単語のつづりです。

会話は多少間違えても伝わりますが、テストではスペルを一文字間違えるだけで減点されます。

授業で「話せる」ことはできても、「書ける」ようになるには授業以外での取り組みも必要になってくると思います。

小学校の授業や宿題でどの程度まで身につけることができるようになるのか気になります。

今後の課題は「アウトプット」と「書く力」

我が家では、年中の冬から家庭で英語の学習に取り組んでいます。

取り組み始めた理由のひとつが、中学英語の難易度が上がったことで先取りしておくと学校の勉強が楽になるかなと思ったことでした。

教科書の変化を踏まえ、「おうち英語」で意識したいと思ったことは大きく2つあります。

① 英語でアウトプットする機会を作ること

今は、絵本や動画、英語学習アプリで英語に触れています。

でも、それだけでは小学校高学年で求められるような「自分のことを英語で話す力」にはつながりにくいと感じます。

今は色や動物など単語で答えることはできますが、次に文章で話す練習を行っていきたいところです。

② 文法やスペルをどう身につけるか

もう一つ気になるのが、文法とスペルです。

これらは、あまり楽しい学習ではありません。

でも、学校英語を考えると、避けては通れないと思います。

とはいえ、まだ年長の子どもに本格的な文法学習は早いとも感じています。

今は、

  • フォニックスのドリル
  • スペルゲーム
  • 絵本の読み聞かせ

など、今のレベルでできることを無理なく続けようと思います。

おわりに

今回教科書を見て感じたのは、国語も英語も共通して「読む能力」だけでなく、「言葉を使えるようになること」を重視していることでした。

また、英語は小学英語の本格化で、中学英語の難易度が昔より上がっているように感じました。

教科書を見たことで、これからどんな力が求められるのかを少しイメージすることができました。

もちろん、これは教科書を見て感じた私個人の印象です。

実際の授業や学校によって違う部分もあると思いますが、これから家庭でできることを考える一つのきっかけになりました。